リフォームも計画を立てて、工務店さん、設計士さんを交えて施主としてこんな風にしたいんですと希望を伝えたのが、去年の12月。あれからこの一年の間に本当にいろんなことがあったのですが、ちょうど一年たった12月12日、(大安吉日は11日でしたが・・・)ついに工務店さんと工事請負契約書の調印式を行いました。印紙は10,000円也。(高いですね)

生まれて初めての大きな買い物、これからの私の『終の棲家』に大きなお金を投じることになるわけですから、印鑑を押す時にはさすがに緊張が高まりました。見積金額も交渉に交渉を重ねてもなかなか下がらず、むしろ高くなってしまって、どうなのこれ?って何度工務店さんに詰め寄ったことでしょうか。だけどね、最後はお互い信頼関係というのか、一年いろんなごたごたに付き合ってもらって、これからもどんだけ面倒をかけることになるかと思うと、まあこの辺で手打ちにしようと思ったわけです。

見積金額が確定し、調印式を済ませると、今度は何が必要になるかと言えばお金の調達の段取りです。ここが一番大切な話で、これから私はこの家のローン返済という大きな重しを背負うことになるのです。下話で何度か話をしていた銀行に早速出かけました。今年の初めに自分の借入可能額について話をしていて一次審査はとおっていましたが、最終的に審査を通してもらうにはいろいろな提出書類が必要でした。ローンセンター担当のお姉さん、まあテキパキとわかりやすく親切に説明して下さって、感心しました。

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〇 住宅ローン借入申込書  (記入捺印しました)

〇 団体信用生命保険申込み書兼告知書 (命の担保ですね)

〇 印鑑証明と実印

〇 所得証明書 (昨年度の所得証明書を市役所でもらってきました) 所得金額で借り入れの上限が決まっています。確実に返済できる額までしか貸せませんということでしょうか。まあ当然と言えば当然ですが。

〇 工事請負契約書・見積書  (建築費用+数%しか借入できません) 低金利だからついでにもっと借りとこうかなんて思ってもダメなんです。

〇 確認済み証・建築確認通知書・検査済み証  (これをもらうのに2カ月以上かかってしまいました) 我が家の場合は10㎡以下の小規模増築なのですが、準防災地域はこれが避けて通れないのだそうです。

 建物設置図、設計図面 (リフォームの場合  前と後 両方)

〇 土地登記簿謄本  (これが個人住宅ローンの担保になります) 原本が必要との事で、急きょ司法書士さんに電話したら、自分が銀行担当者さんに届けておいてあげるとの事、いつもながら、軽いフットワークで助かっています。)

〇 建物登記簿謄本

 接面道路・進入路の要約書 (これは全くの想定外でした。我が家の場合、土地が松江市の河川をまたいで市道に隣接しているので建築許可にも必要になってくるのだそうでした。銀行員さんも建築士さん並に勉強されているようです) 河川の上の占有許可証の取得と添付も必要でした。本当に大掛かりになっちゃって、たったこれだけなのにと何度愚痴がこぼれたことでしょうか。

〇 建物図面、各階平面図(建物求積図) (これは確認申請書についています)

 公図、地積測量図  (これは確認申請書についていましたが、最新のものが欲しいとの事、銀行担当者さんが、直接司法書士さんに頼んでくださいました。)

以上、届けたものを列記しましたが、これだけの必要書類をそろえて、ようやく審査に入るとの事、大金はそうは簡単には借りられないようです。さらに、工務店さんが、つなぎにいくらか入金してくれないかと言われ、合せて借り入れの申し込みをすることになりました。これも、想定外のことで、いささか当惑しましたが、約2カ月のつなぎ資金の利息はまあまあ何とかなる金額で、現在の低金利には本当に感謝というのかラッキーというべきなのでしょうか。私が借り入れで負担する金利は10年返済で年0.9%、さらに島根県産材の一部利用からさらにマイナス0.1%、つまり年0.8%の金利でローンが組めることになりそうです、審査が通ればですが。以前の高金利時代にローンを組んだ方は今頃、ローンの組替をされているのでしょうか、それともそのまま?限られた予算で作る私の「終の棲家」、消費税が8%で据え置きで、金利がさがったことが本当に幸いでした。それから、予定借入金額より多少多めに借りといたほうがいいのではと、あとから足りなくなったとき、この金利では借りられなくなるからと、余裕ができたら繰り上げ返済もインターネットから簡単に安くできるとの事で、もうこうなると緊張感も薄らいで、思い切って多めの借り入れにこれもまたハンコを押したのでした。

工程表もできました。

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 審査が通らなかったらどうするの?と思ってももう遅い、基礎工事が始まりだしました。もう後には引けません

  ろ  

 さあ、いよいよです!!!ではまた。