スタイル

スタイル

 

03

私たちが造る建具・家具には収めるべき場所があります。

工場で製作し、現場に搬入。

製品は100%、精巧なものが出来上がります。

しかしこの仕事の難しさは図面では読み取れない現場の周辺環境、状態の不確定さにあります。

そこを職人が知恵を発揮し”ピタッ”と収める。

それが造って終わりじゃない、この仕事の醍醐味です。

私たちの家具は使っていただいて始めて脈が打ち始めます。

日常風景ん中にとけ込んで始めて、良い仕事ができたと言える瞬間です。

 

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多くの木材を均一に切ったり、削ったり、掘ったりといった作業は機械が一番得意とする分野。

弊社工場も機械化が進み、日々、大量の木材が便利に加工されています。

一方、数値では表せない木材の状態や、仕上り具合の見極めは機械にはできません。

お客様の想いを感じ取ったり、その時々の状況にあわせた細部の見極めは人間の役割。

木の状態を見て、さわって、嗅いで、聴いて、、、。

職人達は1mmの先にある正確さを常に追求しています。

 

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創業から80年以上が経過しました。

婚礼家具の製造から始まった業務は年月を経て、造り付け家具・建具の製造へと転身してきました。

既製品では対応できない部分をオーダーメイドの手造り家具・建具で担っています。 

在籍する職人は約15人。

ここまでの人数を抱える工場は県内も少数といわれています。

皆が社員という同じ条件で共に働き、景気の良いときも悪いときもそのスタイルを崩す事無く今に至ります。

職人が持つ経験と知恵が武器であり、職人そのものが宝物です。

私たちはモノづくりの喜びの神に寵愛される集団になりたい。 

お客様から頂く、喜びのお声。

日常風景に溶け込み、暮らしに役立っている風景。

その喜びを糧に今日も挑戦を続けています。

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